ボランティアとして 50年を迎えたのは誇りであります
財団法人エイ・エフ・エス日本協会理事長 垂水公正
Good afternoon, excellency, distinguished guests, ladies and gentlemen,
皆様とご一緒にこの日を迎えることができましたことはAFS関係者にとり無上の名誉であり、喜びの極みであります。
50年前の8月この横浜の港からAFS第一期生8名が米国に向けて出発しました。その後一期生と2期生が協力してAFS日本支部を創設し、さらに1957年にアメリカからの留学生の受け入れもはじめました。以来、「世界平和の実現」という理念の下に、これまで累計14000人の日本人留学生を海外に送り、8000名以上の留学生を海外からお迎えしました。国の内外で多くの比類なき人材を輩出できたこと、世界の50各国でAFS留学生がお世話になっているホストファミリー、ホストスクール、各国のAFS支部の皆様が全てボランティアであるということは、私どもが誇りとするところであります。
世界をとりまく現実はまだまだAFSの理想とはかけ離れ、これからの道のりは依然遠く困難であります。しかし本日50周年という大切な節目を迎え、AFS 日本協会をここまでご支援くださいましたボランティアの皆様、家庭、学校、企業、関係官庁、その他大勢の皆様に対しまして深甚なる感謝の意を表しますと共に、今後とも国際交流の発展と国際平和の実現のために、一層のご支援、ご協力を賜りますようお願いします。
AFSの歴史的な始まりである大さん橋で共に祝い 今後とも連携を
横浜市長 中田 宏
Good afternoon, ladies and gentlemen, I am Hiroshi Nakada, the mayor of Yokohama City. Thank you all so much for coming to Yokohama.
50周年誠におめでとうございます。ちょうど50年前にこの横浜からAFSの最初の8名の方がアメリカにわたったということから日本のAFSの歴史が始まったということで、今後ともみなさまと連携を深めながら、横浜市としましても国際社会にさらに貢献してまいりたいと思っているところです。本市は国連からピースメッセンジャー都市としての称号を受けている市です。平和な世界の実現のために互いに尊重しあい、理解をしあっていくということが重要な今日、その中において横浜市は重要な役割を担って行く所存です。1954年に最初の高校生をアメリカに送り出して以来、世界34カ国14000人を超える派遣と40カ国7000名の方々の受け入れを行ってきたAFS日本協会はまさに高校生留学のパイオニアということですので、今後もこの活動が一層拡大していくように、心からご祈念申し上げたいと思います。大さん橋は、2年前にリニューアルされました。当時の面影はなくなったかと思いますけれども、当時横浜からは定期航路がアメリカに、そして世界各地にと設けられていました。今飛行機全盛という時代になって、定期航路でこの横浜に、また日本にというのはほとんどなくなったわけですけれど、こうして50周年というお祝いをAFSのみなさんの歴史的な始まりである大さん橋でお迎えしていただけますことは、横浜市にとっても大変に誇りとするところでございます。若い方々も多いですし、ちょっと前まで若かった方々も多いようでありますが、是非それぞれの世代がこれから先、自分たちよりも若い世代に対して、こういったプログラムを継承していけるように、それぞれに努力をしていこうではありませんか。横浜市も大いに協力を申し上げることをお誓い申し上げて、私からのご挨拶にさせていただきたいと思います。
グローバルでボーダレスな視野をもった人材育成を
文部科学省大臣官房審議官 樋口修資
AFS日本協会創設50周年まことにおめでとうございます。文部科学省を代表し、この記念式典にあたり一言お祝いのごあいさつを申し述べさせていただきます。平素からAFS日本協会におかれましては、国際交流と相互理解の推進に多大なるご尽力を賜っておりますことを、この場を借りて厚く御礼申し上げます。50年という長きにわたり、高校生のためのすばらしいプログラムを用意、策定され、多大なる貢献をされてきたわけでございまして、これまでにAFS日本協会が実施されたプログラムによって海外に派遣された日本人高校生は述べ一万数千人に及び、また海外から受け入れられた外国人高校生も述べ1万人を越えると伺っております。高校生という多感な時期に文化や伝統、生活習慣も全く異なる同世代の若者と交流を深めることは、国際社会で協調し、主体的に生きていくための資質や能力の育成に大きく役立つものと考えております。わが国においては、年間4000名を越える高校生が海外に留学し、海外への修学旅行を含め短期の海外経験にいたっては、年間22万人を越えている状況です。十代の留学は、家族から離れて海外で生活するにはまだ若すぎると不安を感じることも多いかもしれませんが、多感でかつ自己が確立しつつある時期であるからこそ、吸収するものもまた多いと思われます。文部科学省の中央教育審議会の国際化と教育に関する答申の中でも、国際化が進展する中で、絶えず国際社会に生きているという広い視野を持つと共に、国を越えて相互理解しあうことは、ますます重要な課題となりつつあるということを指摘しているところです。今後、国際化に対する教育の果たす役割は、ますます重要になってくることは明らかです。グローバルでボーダーレスという言葉に象徴されるように、広い視野を持ち、自国理解にとどまらず異文化の深い理解、積極的な理解が望まれているところであります。これまで申し上げてきましたように、国際交流は今後ますます増加傾向にあることは間違いありません。より一層海外とのつながりが強くなっていくことは明らかで、今後諸外国の人々と肩を並べて行かなければならない子供たちが高校生の時期に海外を経験することは、その子供の人生にとって大きなプラスになることと思います。そして、そのためには何と申しましてもこの海外留学を成功裏に遂行することが重要であろうかと思います。その意味から申し上げまして、AFS日本協会がこれまで多年にわたって果たしてこられた功績はまことに大きなものがあり、本年6月には、文部科学省において、国際交流の分野における多年のご功績とご功労に感謝し、文部科学大臣表彰をさせていただいたところです。今後とも国際交流と相互理解の推進のために、そしてわが国の一層の発展のために、必要な国際社会で活躍できる優位な人材育成のために、AFS日本協会に更なるご支援とご協力をお願いいたしますと共に、AFS日本協会の新たな50年に向けての新たなご発展を切に祈念いたしまして、文部科学省からのお祝いのメッセージとさせていただきます。
ボランティアに心からの敬意を込めて おめでとう
AFS 国際本部終身理事 エドウィン・マスバック
第二次世界大戦時 AFSボランティアドライバー
こんにちは。私はエドです。AFSは同胞の家族です。ここに集まっている皆様は私にとって兄弟姉妹です。ちょっと目をしばたかせていますけれども、と申しますのはあまりに多くの若い人たちがいますのでちょっと私のことをEdとよぶのはどうかなとばつの悪い思いをしていらっしゃるかと思ったからです。ですからエドおじさんとよんではいかがでしょうか? そうしてください。
本日はメッセージを携えて参りました。2169人のボランティアの救急ドライバーからのメッセージです。ヨーロッパ、中東、極東の戦場で敵味方をとわず傷病兵を運んだ2169人のボランティアです。それが私たちの義務でした。
そのメッセージをお伝えします。
「50年間にわたりボランティアとして奉仕してこられた皆様方に心からの敬意を表します。50年間ボランティアとして奉仕してこられたことに、そうして50年間にわたり世界中の子供たち、そうしてその子供たちの視野を拡大し心を広げる活動を続けてこられたことに対して。本当に50周年おめでとうございました。心からの敬意を込めて」